令和 6年度事業方針について
国、県、同様にシニアクラブの会員減少が大きな課題であり、加西市は県下の中では加入率は４番目に高いシニアクラブで有りますが、今後減少傾向は避けられないものと考えます。
そのために、現実と将来を見据え、活動主体を健康寿命延伸と会員増強事業と位置づけ、市、社会福祉協議会とも連携協力し進めていきたいと考えています。コロナ禍の影響もあって、地域で人と人との交わる機会が少なくなり、人間関係の希薄化が社会的課題として浮き彫りになり不安感も増大しています。ひとり暮らしや二人暮らし世帯の増加に伴い高齢者に対する様々な課題がある中で。シニアクラブの『健康、友愛、奉仕』の活動が期待されるところも大きいものが有ります。
会員はいるけどリーダーがいない等々で退会クラブの増加は地域力の低下に繋がらないか気になるところです。今後、ホームページを充実させ会員外の方にも情報を提供し、会員外となられた方からも、広域加入を促し、小規模クラブの育成につなげたいと考えています。
現状を見据え、役員の負担軽減も考えながら、どうすればシニアクラブの価値を見出せるか、与えられた課題として求め続けるものです。
【主要な取り組み事項】
１ 健康づくり事業
・会員が集い会話が生まれ親睦が図れ、更には体力づくりに結び付く、グラウンド・ゴルフやモルック競技を推奨しつつ、輪投げや100歳体操等の屋内でのゲームとサロン活動普及にも努め、健康寿命の延伸に繋げる研修会等を開催することとします。
２ 会員交流と地域づくり事業
・敬老月間『ふるさと芸能大会』を、市と協力して、校区を超えた会員間の交流を促し、楽しいひと時の機会の提供に努めます。
・会員による日常の文化活動の発表の機会と会員相互の交流の場として、文化展を予定しています。
・花いっぱい運動の活動を花と緑の活動を協会や播磨農高と連携協力しながら、地域の環境美化に取組みます。
・親睦旅行（1泊、初詣等）を、役員の負担軽減を考えながら計画し、校区を超えた交流、親睦の機会を提供します。
・友愛活動、サロン活動の更なる充実に加え、人と人との交わりが少な くなっている現状から、支援を必要とする高齢者の一人暮らしの家庭訪問や会員相互の見守り活動、異常時の措置、連絡体制等を加西市、社会福祉協議会、加西警察署等と連携しながら進めていきます。
３ 人づくり・生きがいづくり事業
・高齢者に必要とする知識の習得のため、関係機関と協力し、講習会・研修会等を開催します。
（健康・終活・介護・防犯・交通安全）（コーラス・パソコン教室・フラダンス）
4 北播磨ブロック老人クラブ連絡協議会(5市1町)の会長市として、他市長との情報交換や交流を通じ、北播磨地区のシニアクラブの発展と地域づくりに寄与したいと考えます。